「何が違うの?」お金持ちと貧乏人の価値観の違い
人間、もって生まれた素質というのがあるようで、お金持ちの人は生涯安泰、貧乏な人はどう頑張っても裕福になれない…そんな傾向を感じることも少なくありません。そもそも貧富の差を生む原因、その人の価値観は何が違うのでしょうか。お金持ちになる人の価値観を学ぶことで、何かわかるかも知れません。
まず、お金の使い方が違います。お金持ちになるお金の使い方ができる人は、「低コスト・ハイリターン」な使い方をしています。自分を成長させること(本・勉強・留学など)に資金をあて、それを無駄にせず学歴や収入などに発展させます。また、たとえ容姿にお金を使っても、美容関係の仕事に就くなど美しい容姿を無駄にはしません。一方貧乏な人(負のスパイラルに陥ってしまう人)は、「ハイコスト・低リターン」な事ばかり。食べたい物を食べ、欲しいものは我慢できない。そのくせ努力することは嫌い。ありがちなのは、資金を作るために手っ取り早くパチンコに行っては負ける…これでは貯まるわけがありません。
そういう使い方から、お金持ちの人は意外と質素な身なりをしていることが多く、貧乏な人ほど派手に着飾る傾向があります。これは「本当に良いものを、きちんと計算して買う」か「安物を買いあさる」かの違いに出ています。
ただし、「どこからがお金持ちなのか」というはっきりした定義はありません。少し視点を変えて考えてみると「貧乏思考」というのもあるようで、どんなに生活に余裕があって恵まれていても「私は貧乏だ」と思い込んでいる人もいます。こういうひとは心が貧しいのです。人をねたみ、自分がうまくいかないのを周りのせいにしたり、不幸な境遇にあると信じ込んでいて、目の前の幸福に気付かないと心が満たされることはありません。逆に大きな資産がなくても、ブランドのバッグや高級車を持っていなくても、その日その日を平穏に暮らしていけるだけの収入があって「幸せだな」と思える人は、心が豊かだと言えるでしょう。これは心だけの問題ではなく、そうやってコツコツと貯めた貯金が、将来的に老後資金や子供への投資、遺産などにも影響してくると思います。
これは筆者の持論ですが、ギャンブルに対する間違った価値観を持っている人が多いと思います。ギャンブルは娯楽です。娯楽というのは、資金に余裕があってはじめてできる物です。貧乏人はここをすっかり忘れて「資金調達」のためにギャンブルに走ってしまいがちです。捨てても良いくらいのお金を使って、たとえ負けたとしてもギャンブルそのものを娯楽として楽しめる余裕がなければ、是非ともやめましょう。